型式は細分化されていますが、基本シャシは3種類です。
◆MS60-Bシャシを持つ、MS65系・4ドアセダン(直6気筒・4M型エンジン・2563CC・130ps/
5200rpm)4速フロアシフト
◆RS60シャシを持つ、RS60系・4ドアセダン(直4気筒OHV・5R型エンジン・98ps/5200rpm)
3速コラムシフト
◆RS66Vシャシを持つRS66V系・5ドア・バン(直4気筒・5R型エンジン・98ps/5200rpm)
3速コラムシフト
したがって、制服パトロールカー/特殊パトロールカー/警護車について、4M型エンジン車と5R型エンジン車の双方を設定。私服無線車/事故処理車/鑑識車/保全車については5R型エンジン車のみ、ということになります。
60系クラウン(くじら前期型)のエンジンは、
◆4M型(直6・SOHC・2563cc・130ps/5200rpm)
◆M-B型(直6・SOHC・1988cc・125ps/5800rpm)
◆M-C型(直6・SOHC・1988cc・105ps/5400rpm)
◆M-D型(直6・SOHC・1988cc・115ps/5800rpm)
◆5R型(直4・OHV・2000cc・98ps/5200rpm)
という5つの設定になっています。60系市販車は1971年2月の発表ですが、このうち「4M型」エンジン車は、1972年5月に2.6リッター用として追加されたものです。
「M-B型」は、40系クラウンS(MS41-S)で搭載されたエンジン。
「M-D型」は、50系ハードトップ(MS51)の発表の際に追加されたエンジン(この時点では110ps)。「5R型」は、MS50系で新設されたエンジンで、従来のR系「3R型」OHVのストロークを4mm伸ばし、2000ccに排気量アップするとともに、燃焼室と給・排気マニホールドを改良したもの。1970年(昭和45年)10月以降はさらに「新型5R」になっているようです。
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