現時点での私の理解では、インターネットバンキング経由で、海外の銀行口座に送金はできません。新聞広告などで見かけたような気がする某コーポレート銀の「グローバル宣言」などというものは、少なくとも個人顧客には恩恵をもたらしていないことになります。
日本の銀行の窓口から海外の銀行口座に送金をすることはできるのですが、ある銀行では「海外送金手数料」として4,000円(送金銀行の海外支店・連携銀行宛なら3,500円)、 加えて「関係銀行手数料」(送金の中継銀行、受取銀行で発生する手数料)が2,500円だと書いてあります。
さらに「円」を送金する場合は「円為替取扱手数料」として送金金額の0.05%・最低2,500円、または外貨を送る場合には「リフティングチャージ」として送金金額の0.05%・最低2,500円・または25USドルが必要だとしています。あまりに恐ろしいので、私は利用したことがありませんが、これはもしかすると、計9,000円(2,500円+2,500円+4,000円)の手数料が必要、というように読めます。
在外の日本人に対してならともかく、ドイツ人に「円」を送っても仕方がありませんから、外貨預金口座を持つか、または円から外貨への両替もしなければなりません。
ゆうちょ銀行からも、「国際送金」が出来ます。「口座間送金」と言って、ゆうちょ銀行の口座から海外の銀行口座・郵便振替口座への送金ができ、ドイツへはこの両方が出来ますが、問題は手数料が2,500円、というところでしょうか。口座間ではなく、国際送金取り扱い郵便局で現金を支払う形式のもの(同じく手数料は2,500円)、また為替証書を相手の住所に送付する「住所あて送金」というものもありますが、「住所あて送金」はドイツへの扱いがありません。
ところがユーロ現金を銀行または取り扱い郵便局で買い、EMS(国際スピード郵便)文書用で送ると、送料1500円で送ることができ、保証もつけられる、追跡サービスも利用できる、というわけなのです。
物品用と違って、相手国の税関で止められないようなので、平均3日程度で相手先に届いていました。
(ユーロなどの外貨が買える郵便局は限られているので、事前にご確認ください。)
また、現金での送付を受け入れてくれるかどうかを、事前に支払い相手にご確認ください。私の感触では、現金の送付は大変に好意的でした。クレジットカードなどよりもよほど早く現金化できるためと思われます。また1ユーロ未満の端数は両替できないので、多少多めに送金することになる点も、好意的に対応してもらえる原因かもしれません。(外貨両替扱いのある郵便局では、紙幣の準備(在庫)さえあれば、1ユーロ札であっても入手可能とのことでした。ただし銀行の外貨自動販売機で買う、封筒入りの「外貨セット」では、最小額面が5ユーロ札の場合があります。)
実はこれらのVW T1の出品者のひとりは、取引後に、『ゼム・クリップの製造機を日本でも売りたいと考えている。クライアントを紹介してくれるなら、15%フィーを払う』なんて、言って来ました。それも南部方言の混じった話体のドイツ語で、当初何を言って来たのかサッパリわからずに困惑しました。
つまり、現金を送るということの信頼度は、なかなかに高いようなのです…。
側面窓の大きなタイプもようやく発見して入手。この、窓の大きなタイプで助手席ドアの文字プリントのないものを入手すれば5種コンプリですが、これはかなりむずかしそうです…。
ところでこのモデルの出品者は、タイトルに「1930年頃のもの」という表記をしていました。よほど古い玩具に見えたのでしょうか。1930年代に確かにCKO社は存在していますが、そもそも戦前にはVWにトランスポルターT1がありません。ドイツ人がそんなことを言ってもらっては困ります。
「VWの救急車」のところで、「VWはドイツ国民(フォルクス)に貢献しただろうか」、ということを書いたの
側面窓の大きなタイプは、リアゲートにも窓が開いており、テールランプには赤ペイントが入ります。
側面窓の大きなタイプ(右)も、小さなタイプ(左)も、どうやら裏板は同じもののようです。
「CKO」マークの下にプレスされている「D.B.G.M.」 は、「Deutsches Bundes-Gebrauchsmuster」(ドイチェス・ブンデス・ゲブラウヒスムスター)で、「連邦登録意匠・実用新案」を意味します。ただし製品が実用新案にあたるということではなくて、この場合は、「CKO」マークが登録商標だと言っているものと思います。