Nostalgic Patrol Cars Season 2
救急車館
Meine Lieblings Rettungsfahrzeuge Modelle
サイトの名前に「ノスタルジック」という言葉を使ったのには、いくつかの理由がありました。
私は1955年、昭和30年丁度の生まれなので、1950年代の後半から1960年代ぐらいの実車のカタチに、郷愁があることがひとつ。そして1960年頃というのは、ちょうど日本で国産ミニカーやプラモデルのの製造がはじまったり、輸入玩具が積極的に入っていた時期にあたっていて、この頃のオモチャに特別な郷愁を感じることがふたつめです。
「子どもの頃に持っていたもの」に愛着・郷愁があるのかというと、もちろんないわけではないのですが、むしろ子どもの頃に「持っていなかったもの」「手に入らなかったもの」に執着や憧憬が発生することもわかりました。上の画像の中に並べた、テクノのモデルなどはその例です。60年代はコーギー/ディンキーの全盛期で、北欧やドイツ製のミニカーというのは少数派でした。テクノの故郷デンマークは、「レゴ」を産んだこともあり、おもちゃ王国としてその名をとどろかすことになりますが。
別に私は日本の緊急車のモデル、国産のブランドを「見限った」わけではないのですが、「1950年代後半から60年代」の日本の警察車両、救急車、消防車などの「ちゃんとした」モデルが体系的に製造・販売される可能性は、将来にわたって極めて薄いと考えています。実車であれ、モデルであれ、こういった車輛を趣味の対象とするようなカルチュアが、欧米に比べて成熟していないことも大きな要因のように思われます。アオシマが1/72プラキットで日本の消防車のスケールモデル化に取り組んでくれていることが、唯一の希望でしょうか。
2006年1月から2009年11月まで、「救急車館」が開設されていたのですが、今回また6年半ぶりに復活することになります。私としては、特にドイツの救急車だけを愛しているわけではありません。ただ、その時代の「空気感」を伝えてくれるモデルが好きなだけなのです。
(2016/6/8) |
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以下は、「ノスタルジック・パトロールカー」別館にはいっている旧コンテンツです。
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